お知らせ
農業用ため池点検同行調査の結果について
宮城県ため池サポートセンターでは、農業用ため池の管理者が行う農業用ため池点検調査に同行し、施設の変状の有無及び緊急措置の必要性について確認しています。
1.同行調査実施箇所数
令和3年度から令和5年度までに同行調査した年度別・市町村別のため池数の内訳は下表のとおりです。
2.点検チェック事項
同行調査においてため池サポートセンターが点検する際のチェックポイントは以下のとおりです。
・洪水吐に土のうや角落しを設置していないか?
・ため池や洪水吐に土砂やゴミが堆積していないか?
・堤体上流法面や洪水吐流入部付近に流木、枯れ枝・竹、ゴミはないか?
・堤体や管理用道路が見えないほど草木や竹が茂っていないか?
・ため池の周辺が開発されたり、雨量が多くなって大雨時の水位が危険であると感じたりすることはないか?
・堤体の一部が沈下したり、せり出したりしていないか?
・樋管まわりから漏水はないか?
・巻上ハンドルやゲートはきちんと作動しているか?
・ため池にどんな生物が生息しているかしいているか?
3.点検記録簿
同行調査結果は以下の点検記録簿に整理しています。
4.点検調査での変状箇所数
令和3年度・4年度の点検同行調査(206箇所)で記録簿の区分別に何らかの変状が確認された箇所数は以下のとおりです。
堤 体・・・・67箇所 洪 水 吐 ・・・・34箇所
取水施設・・・・53箇所 安全施設・・・・23箇所
周 辺・・・・33箇所 異常水位・・・・ 1箇所
※同一ため池で複数の変状がある場合はそれぞれ1箇所として整理しています